
ホンダが広州にEV専用工場を建設、
その全貌とは?
2025年3月、中国南部・広東省広州市にて、
ホンダの新たなEV専用工場「広汽ホンダ」
の落成式が行われた。
工場建設には約730億円が投じられ、
年間生産能力は12万台を誇る。
この最新鋭の工場では、物流要員を完全に
ゼロにするという驚きの取り組みが
実現されている。
部品搬送の自動化やAIを活用した
溶接システムの導入により、
かつてない高効率な生産体制が
確立された。
中国市場では現在、EV購入者に対する
補助金制度が後押しし、EVの需要が
急速に拡大。
2024年には新車販売台数の半数近くが
EVを占めると予測されている。
しかし、そんな中でホンダを含む
日本メーカーは、EV分野でのシェア獲得に
苦戦を強いられている。
あえてこのタイミングで新工場を
建設した背景には、ホンダの
ある戦略が隠されていた。
なぜホンダは苦戦しているのか?
EV市場の現実とは?
EV市場の急成長を受け、中国メーカーは
次々と新型EVを投入し、販売台数を
急増させている。一方、日本メーカーは
従来のガソリン車に依存してきたこともあり、
EVシフトの波に乗り遅れてしまった。
「ホンダのEVは高すぎる」
「中国メーカーのEVの方が選択肢が多い」
実際の市場では、こうした声も多く、
日本メーカーの苦戦が続いている。
特に、中国のEV市場は価格競争が
激化しており、BYDをはじめとする
現地メーカーが手頃な価格のEVを次々と発表。
一方で、ホンダやトヨタなどの日本勢は
高価格帯のEVが主流で、中国消費者の
ニーズとのズレが生じているのが現状だ。
ホンダが挑む新たな戦略とは?
では、ホンダはどのようにして
中国市場での巻き返しを
図ろうとしているのか。
最新技術による生産効率の向上AIや
自動搬送システムを活用し、コストを
抑えた効率的なEV生産を実現する。
現地ニーズに合わせたモデル開発高価格帯
だけでなく、中国市場向けに価格を抑えた
EVも展開し、競争力を強化する。
ブランド力の再構築「ホンダらしさ」を
生かしたデザイン・性能を打ち出し、
中国消費者に再び魅力を感じて
もらう戦略を展開する。
特に、物流要員ゼロの生産ラインは、
コスト削減とスピード向上に大きく貢献し、
今後の競争力向上の鍵となるだろう。
ホンダの逆襲は成功するのか?
日本メーカーが苦戦する中国EV市場。
しかし、ホンダはこの市場で再び存在感を
示そうとしている。最新の生産技術を駆使し、
コスト競争力を高め、中国消費者のニーズ
に合ったEVを提供することができれば、
巻き返しのチャンスは十分にある。
ホンダの新工場は単なる生産拠点ではなく、
日本メーカーの未来を占う試金石ともいえる。
果たしてホンダのEV戦略は成功するのか?
中国市場の動向を注視しながら、
苦戦する日本メーカーの逆襲なるか
ホンダの挑戦を見届けたいですね。
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